03心−09−ポ−95(92) アスリートの受傷体験に伴う心理変容プロセスについての研究

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タイトル別名
  • 自己・身体・他者の「関わり」に着目して

抄録

<p> 本研究の関心事は、受傷アスリートが自己と身体、そして、他者の関わりの中で、どのような心理変容を遂げていくのかについて質的に検討することにある。これまでにも、受傷アスリートは身体面の回復と並行して、心理的成長(自己との対話)を求められるとされてきた。一方、怪我を克服していくプロセスでは、他者との「関わり」に着目することが、アスリートの内面の理解を促す大きな手掛かりと成り得ることもある。そこで、本研究は「アスリートは受傷体験を通じて、どのように関わりを変容するのか」というRQを設定し、受傷体験についての「語り」から受傷アスリートの自己と身体、そして、他者との「関わり」を手掛かりとした心理変容プロセスを可視化した。怪我によって競技生活からの長期離脱を余儀無くされた経験のある大学生アスリート5名に対し、1対1形式の半構造化面接を行った。分析には、修正版グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)を用い、その結果、12個の概念を生成し、4つのカテゴリーに集約した。それらの概念とカテゴリーを用いて「アスリートが受傷体験を契機に関わりを変容させるプロセス」を生成し、発展継承可能な仮説的知見を導き出した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205813722880
  • NII論文ID
    130006351628
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.125_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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