03心−09−ポ−60(22) クラッチ・パッティング:プレッシャー下のゴルフパフォーマンスと心拍変動

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抄録

<p> 本研究は、プレッシャー下のゴルフパッティング中の心理生理的変化とパフォーマンスの関係を性差に着目して調査した。本実験の参加者は、日常的に競技に参加しているアマチュアゴルファーの男性10名と女性13名であった。参加者は、各々、コントロール条件とプレッシャー条件で25回パッティングした。測定項目は新版STAIY-1、心拍数(HR)、心拍変動(HRV)およびパッティング得点であった。本研究ではコントロール条件と比較してプレッシャー条件で得点を向上させた参加者をクラッチ、プレッシャー条件で得点を低下させた参加者をチョーキングと定義した。パッティング得点を従属変数としステップワイズ重回帰分析を行った結果、女性のクラッチ・パフォーマーは、コントロール条件に比べてプレッシャー下で、より高いLF HRV(低周波成分)とより低いHRでプレーしていたことが明らかとなり(r2=.75,p=.001)、チョーキング・パフォーマーが示したLF HRVの低下という傾向とは異なっていた。我々は、LF HRVとHRがプレッシャー下のパフォーマンス向上に重要な要因であり、プレッシャー状況への自律神経反応に性差が存在することを示唆する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205813903616
  • NII論文ID
    130006351691
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.114_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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