03心−09−ポ−31(61) Kotterの組織変革モデルを用いたチームビルディングに関する研究

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タイトル別名
  • 大学駅伝チームを対象として

抄録

<p> チームビルディング(以下TBと略す)とは、変革型リーダーシップによる組織変革のための組織開発プログラムに依拠して、もともと企業に対する組織開発のなかで発展してきた技法であり、スポーツチームにおいても多くのTBの効果が報告されている。そこで本研究では、今後に箱根駅伝出場を目指し、強化3年目を迎えている駅伝チームを対象(n=29名、平均年齢19.03歳、SD=±1.03、Range=18-22)に、新入部員を迎えてから目標大会までの期間において、Kotterの8段階の組織変革モデルをTB技法として実践し、TBの効果を定点的な質問紙調査の実施により検証した。質問紙においては、「自己理解」、「他者理解」、「組織理解」の3側面から捉え、TBにおける部員の心理的変容を明らかにした。Kotterの組織変革モデルによるビジョンの策定においては、理想的な高いビジョンによって目標達成への意欲を十分に高めることができなかったが、質問紙においては、コミュニケーションやモチベーションに対してポジティブな意識の変容がみられ、組織変革にむけたTBの効果は得られたと考える。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205813942784
  • NII論文ID
    130006351717
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.104_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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