献血データに基づくHTLV-I感染の統計解析(一般セッション,セッション7A)

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抄録

大分県赤十字献血センター提供の1995年から1998年の献血データを統計解析し、ヒトT細胞白血病ウイルスI型の感染システムの推定を行う。データは10歳幅で50代以上は一つの年齢群とし、年齢×性別の2元分割表にまとめている。基礎解析として、性差の検定を男性の感染比率にたいする女性の相対感染比率(MFR)を推定し、その単調増加性を示す。次にHTLV-I感染システムモデル(Eshima et al. 2003)を改良し、性感染確率の推定を行う。これまでHTLV-Iの性感染は弱いと考えられてきたが、感染力が弱くないことを示す。さらに、新生児の感染比率の推定値から、HTLV-I感染者が減少傾向にあることを議論する。

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  • CRID
    1390001205815036800
  • NII論文ID
    110009668228
  • DOI
    10.20551/jscstaikai.27.0_161
  • ISSN
    21895848
    21895821
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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