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- 元山 公寿
- 大正大学大学院博士課程
書誌事項
- タイトル別名
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- On the thought of sunyata according to Kukai
- コウボウ ダイシ ノ クウシソウ ニ ツイテ
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抄録
本論では、仏教の中心的思想の一つである空思想が、弘法大師にどのように受容され、展開されているかを、龍樹の空思想と比較することによって考察した。結論を述べると、空の否定面を説くことに専念し、肯定面は説きえないとした龍樹に対して、弘法大師の空思想は、その肯定面を説き明かしているものである。これは、龍樹が衆生の立場で説いているのに対し、弘法大師は如来の立場から説くことで可能とした。そして、この立場から、世間のすべての言葉が諸法実相を表わす真言であり、また、世間のすべてのものは、如来と同じであるとしたのである。しかし、弘法大師は、空の否定面を全く無視したわけではない。すなわち、如来の立場に到るためには必要なものであるとしているのである。
収録刊行物
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- 智山学報
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智山学報 37 (0), 83-98, 1988
智山勧学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205815498496
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- NII論文ID
- 110009817370
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- NII書誌ID
- AN00141713
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- ISSN
- 2424130X
- 02865661
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- NDL書誌ID
- 2896735
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可