日本の大学におけるIT化の類型

書誌事項

タイトル別名
  • An Exploratory Analysis of Organizational Characteristics of Japanese Universities in the Use of Information Technology
  • ニホン ノ ダイガク ニ オケル ITカ ノ ルイケイ

この論文をさがす

抄録

本研究では、日本の大学を全体としてみたときにどの程度IT化が進んでいるのか、またIT化はどのような視点でとらえることが可能なのか、さらにIT利用は何により促進されるのかを全国規模の調査研究(2001年12月1日現在の状況を回答)から明らかにすることを試みた。その結果、IT化は授業でのインターネット利用、IT利用に関する研修、コンピュータ整備状況、IT利用に関する組織支援体制という4因子でとらえられること、またこの4因子の得点をもとにクラスター分析を行い、各大学の部局を類型化したところ、コンピュータが整備されており、授業でのインターネット利用がなされている「実践型」、研修の実施が突出している「研修型」、授業でのインターネット利用および研修があまりなされていない「低迷型」の3タイプに大別できることが明らかとなった。また、こうしたタイプは、大学の設置形態および、事務職員の雰囲気に関連がみられることが示唆された。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ