「美術」と「美術教育」の距離 : 近代以降の展開を辿って

書誌事項

タイトル別名
  • The Distance Between "Art" and "Art Education" in Japan : Tracing the Development of Art Education after the Meiji Era
  • ビジュツ ト ビジュツ キョウイク ノ キョリ キンダイ イコウ ノ テンカイ オ タドッテ

この論文をさがす

抄録

明治期に,西欧の制度を移入し,美術という言葉が生まれて以降,日本においては,美術家たちによって実践される「美術」と,教育現場で行われる「美術教育」の間に,次第に距離が生じ,断絶した状況が生じている。その一方で生涯学習をはじめ,一般市民の美術は,「美術」「美術教育」いずれともほとんど関わりを持たずに,盛んに取り組まれている現実がある。こうした混沌とした状況の中,現在,美術・美術教育をとりまく環境は大変厳しいものとなっている。今こそ,我々は近代化の中で美術と美術教育が辿ってきた道程を顧み,私たち日本人にとって必要な美術の在り方を,構築する必要があるのではないだろうか。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ