グローバルなものの見方を基軸とした国際交流壁画共同制作の成果と課題についての一考察

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タイトル別名
  • A Study of an International Exchange Mural Aiming Towards the Development of Holistic Global Perspective
  • グローバル ナ モノ ノ ミカタ オ キジク ト シタ コクサイ コウリュウ ヘキガ キョウドウ セイサク ノ セイカ ト カダイ ニ ツイテ ノ イチ コウサツ

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抄録

国際理解教育の一つの手だてとして学校間の国際的交流が注目されている。しかしながら,学校単位で行う場合,時間的・予算的に制約があり,海外の交流校を探すことは難しい。また,その活動内容も手紙交換等が多く,共同研究や制作を行っている事例はまだ少ない。したがって,地球環境全体の利益を優先する発想で物事を判断する「グローバルなものの見方」の育成まで至っていないのが現状である。そこで,カナダと壁画の制作を行った姫路市立手柄小学校の事例を対象として,国際交流壁画共同制作が,どのような教育的効果をもたらすのか分析した。その結果,共同制作を軸に多様な通信手法を駆使した活動が,児童のコミュニケーション力や異文化理解力の向上に役立つ反面,担当教員の負担増等の課題点をもたらすことが見いだせた。

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