つなげる鑑賞法を用いた博学連携の実践と評価 : 美術鑑賞における事前学習の効果と館内学習の効果の分析

書誌事項

タイトル別名
  • An Evaluation of the Connecting Appreciation Program for School Museum Visits : An Analysis of the Effect of a Pre-visit Program and Museum Experiences
  • ツナゲル カンショウホウ オ モチイタ ハクガク レンケイ ノ ジッセン ト ヒョウカ : ビジュツ カンショウ ニ オケル ジゼン ガクシュウ ノ コウカ ト カン ナイ ガクシュウ ノ コウカ ノ ブンセキ

この論文をさがす

抄録

本論文は,学校の美術館訪問に対応した,事前学習プログラムの開発と,そのプログラムの効果検証について記述している。つなげる鑑賞法は,美術鑑賞初心者が自立的に展示を鑑賞できるよう,鑑賞方略を教授する鑑賞教育プログラムである。本研究では,つなげる鑑賞法を小学校の美術館訪問の事前学習に利用し,その効果を検証した。その結果,つなげる鑑賞法を学ぶことで,児童は見る視点を把握し,観察という鑑賞行動が促進されることが分かった。美術館では,実物を観察し,さらに実物からの発見を受け鑑賞を深めていることが明らかになった。しかし,美術館での実物鑑賞への動機づけは,美術館での鑑賞でしか促進されないことも示され,実物鑑賞体験の重要性が確認された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ