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- 有田 洋子
- 島根大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The Synthetic Painting Method : Composition of Verbally Analyzed Elements of Art Works
- ソウゴウ カイガ フクスウ ビジュツ サクヒン オ ゲンゴ デ ブンセキ ソウゴウ サセル カイガ セイサク ホウホウ
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抄録
本稿は,複数美術作品を言語で分析・総合させる絵画制作方法を考案し総合絵画と名付け,その教育的可能性を実践を通して実証した。具体的には,美術作品を三つ選ばせ,それぞれを内容・形式・表現主題の三要素に言語で分析し,その要素を別々の作品から一つずつ選び,再び三要素が揃うように総合し,新たに構想・制作させる方法である。その効果を次の五つと考えた。1.生徒は自分の表現主題を明確に認識できる。2.それゆえ,制作が明確な方向性をもち安定する。3.教師は生徒の主題が言語化されているので生徒の意図を正確に把握し,指導も的確になる。4.イメージが湧き,創造性が高まる。5.方法が習得されれば,その後の自分の創作活動に活かされる。この五効果と教材としての可能性を高等学校で三実践を通して確認した。
収録刊行物
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- 美術教育学:美術科教育学会誌
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美術教育学:美術科教育学会誌 32 (0), 25-39, 2011
美術科教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205838993280
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- NII論文ID
- 110008799287
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- NII書誌ID
- AN10180722
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- ISSN
- 24242497
- 0917771X
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- NDL書誌ID
- 11045301
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可