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- 瀬谷 裕美
- 茨城大学大学院教育学研究科修士課程
書誌事項
- タイトル別名
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- Drawing Education Using Plaster Models at the College of Engineering : Art School and Tokyo School of Art in the Meiji Era
- メイジキ ニ オケル セッコウゾウ ソビョウ キョウイク コウブ ビジュツ ガッコウ ト トウキョウ ビジュツ ガッコウ オ チュウシン ニ
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説明
本稿は,石膏像素描教育が近代日本の美術教育に導入された意図と,その後の変容を歴史的に明らかにすることを目的とする。工部美術学校と明治期の東京美術学校を中心に,教育目的,指導法,素描様式の3つの観点の変化について,現存する資料と先行研究を基に考察を行った。その結果,石膏像素描は西洋の文化理解の目的で導入され,工部美術学校から東京美術学校へと主要な専門美術教育機関が変遷したことに伴い,臨画から直接の素描へと指導方法も変化したことが明らかになった。また,素描様式には,輪郭線を強調し,中間の調子を抑えて描くという共通点はあるが,構図への配慮は少なくなったことがわかった。
収録刊行物
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- 美術教育学:美術科教育学会誌
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美術教育学:美術科教育学会誌 32 (0), 229-241, 2011
美術科教育学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205838998400
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- NII論文ID
- 110008799302
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- NII書誌ID
- AN10180722
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- ISSN
- 24242497
- 0917771X
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- NDL書誌ID
- 11045428
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可