一幼児の積み木遊びに見る生活体験を通した立体表現の多様性

  • 伊藤 智里
    兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科学校教育実践学専攻
  • 高橋 敏之
    岡山大学大学院教育学研究科発達支援学系幼児教育講座

書誌事項

タイトル別名
  • The Diversity of Solid Form Expression through Actual Life : A Study of an Infant's Block Play
  • イチ ヨウジ ノ ツミキ アソビ ニ ミル セイカツ タイケン オ トオシタ リッタイ ヒョウゲン ノ タヨウセイ

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抄録

本論は,家庭における積み木遊びを通して,乳幼児の立体構成力の獲得と立体表現力の展開を観察し,考察することを目的とする研究の第4段階である。対象児・A児の2歳6か月から3歳までの幼児期の積み木遊びを自然観察法で観察し,生活体験を反映した表現の多様性について考察した。A児は,間接体験から想像したものを立体で表現することができた。また,物の特徴を大まかに掴むことができるようになったが,積み木遊びでは物よりも人物特徴の方が詳細に表現されていることが分かった。

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