フェーズフィールドモデルによる微視組織形成と応力解析(<特集>どのように結晶成長現象をモデル化するか?)

  • 上原 拓也
    山形大学大学院理工学研究科機械システム工学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Phase Field Model for Simulating Microstructure Formation and Microscopic Stress Distribution(<Special Topic>How Do We Model Crystal Growth Phenomena?)
  • フェーズフィールドモデルによる微視組織形成と応力解析
  • フェーズフィールド モデル ニ ヨル ビシ ソシキ ケイセイ ト オウリョク カイセキ

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抄録

材料の微視組織形成過程の有効な数値解析モデルとして,フェーズフィールドモデルが挙げられる.このモデルではデンドライトのような複雑な組織形態が再現できることから,その有用性が認められ.広く用いられるようになっている.また,熱力学に基づいた導出がなされることから,様々な物理・化学的エネルギー論との融合によって,多様な現象の再現に用いられている.本報では,特に力学との連成による材料内部の微視的な応力解析を紹介し,複雑な形態をもつ微視組織内部の応力分布に関する計算結果を報告する.これらの手法は,微視組織制御による材料特性の改善や材料設計への有効なモデルとして,その活用が期待される.

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参考文献 (34)*注記

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