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- 朝倉 浩一
- 慶應義塾大学理工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Chiral Symmetry Breaking Transition as a Dissipative Structure in Crystal Growth Front(<Special Issue>Prospective Crystal Growth)
- 結晶成長フロントにおける散逸構造としてのキラル対称性の破れ
- ケッショウ セイチョウ フロント ニ オケル サンイツ コウゾウ ト シテノ キラル タイショウセイ ノ ヤブレ
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抄録
1,1'-ビナフチルは,ラセミ化合物結晶とキラル結晶の融点が,それぞれ145および158℃であるため,145℃以上の過冷却融液から結晶化させると自然分晶する.また,1,1'-ビナフチルはその融液中では迅速にラセミ化するため,確率論に基づいて生じる両異性体結晶生成量の差(ゆらぎ)がもたらす融液中の両異性体量の差は,この迅速なラセミ化により直ちに解消される.その結果,過冷却融液中において145℃以上で1,1'-ビナフチルの結晶相が成長する場合,自発的にホモキラルな状態が出現する場合がある.本総合報告では,この現象を,1977年にノーベル化学賞が授与された「非平衡系の自己組織化:散逸構造」という概念と結び付けて説明する.
収録刊行物
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- 日本結晶成長学会誌
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日本結晶成長学会誌 34 (2), 63-68, 2007
日本結晶成長学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205897081856
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- NII論文ID
- 110006368412
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- NII書誌ID
- AN00188386
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- ISSN
- 21878366
- 03856275
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- NDL書誌ID
- 8909828
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可