F1-ATPaseのP-loop変異体TF1(βG158A)のリン酸解離角度の解明

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タイトル別名
  • The relationship between F1-ATPase P-loop mutant TF1(βG158A) and Pi release

抄録

<p>ATP合成酵素であるF1-ATPaseの反応スキームについて生成物のADPとPiの解離の関係におけるモデルが2つ考えられている。2010年に渡邊らはADPよりもPiが先に解離することを報告したが、下らはADPはPiよりも後に解離することを報告した。そこで、本研究で、私たちは変異体を用いてこの問題を議論することにした。P-loop変異体TF1(βG158A)を用いた一分子回転観察実験を行い、ATP加水分解とPi解離が遅いことを確認した。更に、ハイブリッドF1変異体を作成し、同様に回転実験から得られたdwell timeの解析を行うことで、PiはADPよりも先に解離するモデルを示唆する結果を得た。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205960687744
  • NII論文ID
    130006245776
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.71.2.0_3051
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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