鉄鉱石の電気選鉱

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タイトル別名
  • テッコウセキ ノ デンキ センコウ

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抄録

静電選鉱は近年著しい発達を遂げ, その応用分野も相当広範囲に亘りつつある。米国のCarpco社はこの領域における主導的なメーカーとして, かなり古くから知られているが, 最近では鉄鉱石の選鉱に, 静電選鉱を大規模に適用することに成功し, 斯界の注目を集めている。ここに掲載した資料は, Carpco社の技師長W. P. DYRENFORTH氏が1957年10月, フロリダ州Tampaで開催されたAIME年次大会に発表した論文“Electrical Concentration of Iron Ore”を記述したもので, 本会選鉱専門委員三野英彦氏 (三井金属鉱業中央研究所次長2東京大学講師) が, 1960年5月, Carpco社を訪問の際, その別刷を同氏から贈られたものである。内容は従来の静電選鉱に対するわれわれの認識を改めさせるに足るもので, 関係各位の御参考になる点も多々あることと思い, 掲載させて頂くことにした。ここに誌上をかりて, 原論丈を提供された三野英彦氏に対し, 深く謝意を表する次第である。

収録刊行物

  • 日本鑛業會誌

    日本鑛業會誌 77 (873), 192-195, 1961

    一般社団法人 資源・素材学会

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