ガラス転移点近傍の過冷却液体における交換モンテカルロ法の効率についての理論的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Why is the swap MC so fast?
抄録
<p>過冷却液体の温度を減少させていくと,粘性とともに緩和時間が劇的に増大していき,ついには観測可能な時間スケールを超えてしまう.これが,ガラス転移と呼ばれる現象である.ガラス転移の研究ではいかに効率的に過冷却液体の平衡状態を実現するかということが大きな問題となる.最近,粒子の位置を動かすだけでなく,粒子の種類を一定の確率で交換させる交換モンテカルロ法と呼ばれる手法を用いることによって極めて高速に平衡状態の配置が得られることが報告され注目を集めている.この講演では,レプリカ法を用いた理論解析によって,交換モンテカルロ法が効率的である理由を明らかにする.</p>
収録刊行物
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- 日本物理学会講演概要集
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日本物理学会講演概要集 72.1 (0), 2874-2874, 2017
一般社団法人 日本物理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206046103296
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- NII論文ID
- 130006710811
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- ISSN
- 21890803
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可