ナノFe3O4に於けるエネルギー分布と磁区構造

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タイトル別名
  • Energy Map and Magnetic Domain Structures of Nano-Fe3O4

抄録

<p>古典スピン系でナノFe3O4の磁化過程について調べた。ボーア磁子を磁気双極子として扱い,ハミルトニアンに磁気双極子間の相互作用と外部磁場との相互作用のみを考慮し,エネルギー構造を計算した。静電(クーロン・交換)エネルギーとなる従来のスピン-スピン相互作用Jijは,低温に於ける強磁性磁化過程には大きく関与しないので省いた。Fe3O4の磁化のスピン配列がフェリ磁性で複雑なため,今まで磁区を顕著には表せなかった。今回スピン配列をエネルギー分布として捉えた結果,磁区構造を顕著に示すことができる様になった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206046424704
  • NII論文ID
    130006710530
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_2757
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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