多周波ESR法を用いたλ-(BETS)<sub>2</sub>FeCl<sub>4</sub>における反強磁性相の研究

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タイトル別名
  • Study of the Antiferromagnetic Phase in λ-(BETS)<sub>2</sub>FeCl<sub>4</sub> using Multi-Frequency ESR

抄録

<p>λ-(BETS)_2_FeCl_4_はπ-d相互作用により興味深い物性を示す物質で、その基底状態については依然議論がされており、決着がついていない。そこで今回、我々はλ-(BETS)_2_FeCl_4_の詳細なESRの角度依存性や周波数依存性の測定を行ったので、これを報告する。π-d相互作用が起因の特異なESRが観測されており、Feが先ず長距離秩序化し温度の低下とともにπ電子が磁性に関わっていくと思われる。これまでの比熱の結果と合わせて、この系の基底状態を議論したい。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206046612480
  • NII論文ID
    130006709603
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_1754
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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