コヒーレント共鳴励起を利用した加速器質量分析の同重体分別に向けた基礎研究I

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タイトル別名
  • Development Isobar Separation Method of Accelerator Mass Spectrometry with Resonance Coherent Excitation I

抄録

<p>加速器質量分析(AMS)では,測定目的核種である^10^Be,^36^Cl等の長半減期放射性核種と,この安定同重体(^10^Be に対しては^10^B,^36^Clに対しては^36^S)との分別が必須の技術である.筆者らは,新しい同重体分別技術として,コヒーレント共鳴励起(RCE)で目的核種あるいは同重体を選択的に電離させ両者を分別する方法の開発に取り組んでいる.問題は,イオンのエネルギーが1 MeV/u程度では,結晶内の電子とのランダムな衝突過程でRCEが不鮮明になることである.そこで,非平衡荷電状態を取り入れるなど,幾つかの対策を立てて基礎実験を進めている.本講演では,原子力機構 東濃地科学センターのAMS装置を用いた基礎実験の結果について述べる.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206047136256
  • NII論文ID
    130006711595
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_592
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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