重い電子系化合物UPd<sub>2</sub>Cd<sub>20</sub>の強磁場磁化とドハース・ファンアルフェン効果

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タイトル別名
  • High-field magnetization and de Haas-van Alphen effect of heavy-fermion compound UPd<sub>2</sub>Cd<sub>20</sub>

抄録

<p>UPd2Cd2は立方晶CeCr2Al20型の構造を持ち、電子比熱係数γが500 mJ/K2molを超える重い電子状態を形成し、TN= 5 K付近で反強磁性転移を示す。本研究ではUPd2Cd20の純良単結晶を用いて50 Tまでの強磁場下における磁化測定を行い、TN以下の温度領域で[100],[110],[111]のすべての方向で15 – 20 Tにメタ磁性を観測した。このメタ磁性磁場の温度変化は磁場中比熱測定から得られた磁気転移とつながることがわかった。また、ドハース・ファンアルフェン効果測定より20 - 30m0の重い有効質量を持つフェルミ面を観測した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206047443840
  • NII論文ID
    130006710181
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_2357
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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