ブリージングパイロクロア反強磁性体における局所格子歪みと磁気秩序

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タイトル別名
  • Spin-lattice-coupled ordering in Heisenberg antiferromagnets on breathing pyrochlore lattices

抄録

<p>パイロクロア格子は、隣合う正四面体が頂点を共有した三次元ネットワーク格子である。この格子上の古典ハイゼンベルグスピンに最近接反強性相互作用が働く場合には、幾何学的フラストレーションにより有限温度で磁気秩序が現れないことが知られている。一方、対応する磁性体であるクロム酸化物では、有限温度で格子の構造変化を伴った反強磁性転移が生じており、この系ではスピン-格子結合が重要であることが示唆される。本研究では、site phononの描像に基づいてスピン-格子結合ををモデル化し、近年発見されたブリージングパイロクロア格子と呼ばれる大小の正四面体が交互に連なった格子上において系がどのような長距離秩序を示すのか理論的に明らかにする。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206048494976
  • NII論文ID
    130006708959
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.72.1.0_1242
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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