6IIp6 高校において統計物理の考え方を教えるカリキュラムと教材の研究 : 日本の現状とイギリスとハンガリーの経験にもとづく改善の方向(大会テーマ「科学と社会のコミュニケーション」)
書誌事項
- タイトル別名
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- 6IIp6 Teaching basic concepts in statistical physics in high schools : what we can learn from U.K. and Hungary
説明
日本の高校物理と大学の物理のギャップの1つは,温度とエントロピーについての統計物理的な考え方の有無であるがその見直しの例は少ない.本報告では熱平衡や温度の概念に関する日本の高校物理・化学の現状分析を行い,70年代以降ハンガリー・イギリス両国の物理関係者によって開発されてきた高校向けの統計物理の教材の検討結果を報告し,日本の状況の改善への問題提起を行なう.ハンガリーでは,不可逆変化,エントロピーおよび温度の概念の本質を正面から示す高校最上級学年用教材が開発されている.一方,英国物理学会によって開発された「アドバンシング物理」は,ボルツマン因子の意味をさまざまな実際的な活動と具体例を通じて定着させることを目指している.
収録刊行物
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- 物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
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物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集 22 (0), 52-55, 2005
日本物理教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206051342208
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- NII論文ID
- 110007466147
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- ISSN
- 24330655
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可