宗教とインターネットに関する実証的研究とその実践的含意 : コミュニケーションとマーケティングの視点から

書誌事項

タイトル別名
  • Empirical Study of Religion and the Internet, and its Practical Implication : In View of Marketing and Communication
  • シュウキョウ ト インターネット ニ カンスル ジッショウテキ ケンキュウ ト ソノ ジッセンテキ ガンイ コミュニケーション ト マーケティング ノ シテン カラ

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抄録

宗教について、組織理念とブランド、交換を通じた価値創造など、コミュニケーションとマーケティングという視点から考察を行った。そして、布教や教団活性化など教団の実践に役立つ実学を念頭に、インターネット利用者を対象とする定量的な実証調査について、「信仰者」と「関心者」を中心とした彼らの特徴を統計的に分析した。まず、宗教へのコミットメントや判断などの宗教的志向性について分析し、またメール相手の種類、相談やアドバイス、ネットコミュニティにおける匿名性や感情効果など、布教にかかわる情報コミュニケーションについて分析した。それを踏まえ、インターネットでのマーケティング手法を考慮してネットコミュニティによる布教の可能性について考察し、その可能性を生かせない教団のインターネット利用の問題点や現状認識について述べ、それらを克服するための望ましい宗教的な情報コミュニケーションのデザインについて提案した。

収録刊行物

  • 宗教と社会

    宗教と社会 12 (0), 3-35, 2006

    「宗教と社会」学会

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