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- 渕上 恭子
- 南山大学南山宗教文化研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Ethnic Religion and Christianity in Korea : The Conversion of the Tangun-kyo's Founder to Christianity
- 韓国の民族宗教とキリスト教--檀君教教組のキリスト教改宗をめぐって
- カンコク ノ ミンゾク シュウキョウ ト キリストキョウ ダンクン キョウキョ
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説明
去る1993年7月、朝鮮の国祖檀君を祀る韓国の民族宗教である「檀君教本部聖殿」の教祖で、パクス巫堂(男性降神巫)にして韓国の政財界人のお抱え占い師・霊能師であったK氏が、「ハナニム」の召命によってキリスト教に改宗し、韓国の宗教界に多大なる衝撃を与えている。檀君教教祖の劇的な回心には、朝鮮の宗教史における民族宗教・檀君教とキリスト教間の「ハナニム」-元来朝鮮民族の神であるが、今ではキリスト教の神となっている-をめぐる神観念の連係と相剋が絡んでいると思われる。本稿では、K氏のキリスト教改宗の顛末を、朝鮮民族の始祖檀君との接神からイエス迎接に至るまでのK氏の霊的体験を中心に見てゆき、教祖論を展開しながら、韓国の民族宗教とキリスト教の彼方に広がる「ハナニム教」の地平を仰いでみたい。
収録刊行物
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- 宗教と社会
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宗教と社会 1 (0), 49-76, 1995
「宗教と社会」学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206054340096
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- NII論文ID
- 110007653176
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- NII書誌ID
- AA11333281
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- ISSN
- 24241601
- 13424726
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- NDL書誌ID
- 4114922
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可