単科大学間での工学部と看護学部の連携

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タイトル別名
  • Collaboration in engineering and nursing between the two universities
  • タンカ ダイガク カン デ ノ コウガクブ ト カンゴ ガクブ ノ レンケイ

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説明

  単科大学である金沢医科大学と金沢工業大学は,それぞれの特色を活かし2008年より医学および看護学と工学との連携を組織的に行ってきた.そのなかで実践された看護学と工学の連携に関して,2つの組織的な取り組みが行われてきた.一つは,情報工学科の4年生が卒業研究に相当する工学設計Ⅲにおいて,医療・福祉の分野における問題を抽出し,看護学部の4年生と意見交換を行いながら,解決策を提案するものである.もう一つは,看護学部より提起されたニーズに対して,工学部教員の指導のもと機械系の学生が解決策を提案する課外プロジェクトであり,看護分野での補助的な装置を開発するにいたっている.看護師が日常業務で感じるニーズは,本稿で示す事例のように,既存の技術の応用で対応できるものが多く,工学部の学生の設計教育に適している.

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