アルミニゥム大結晶板の匍匐

DOI Web Site

書誌事項

タイトル別名
  • On the Creep of Aluminium Large Crystals

説明

本篇は試片全体が2個乃至数個の大結晶粒より成るアルミニゥム板に就き、其匍匐を究めたものである。大結晶に於ても匍匐変形は、歪線生成である局部的急劇の滑性変形と、時間の函数をなす粘性変形との二種が、不連続に繰返されることを確め、粒境界の効果あること、変形の進展の一は滑線の数の増加により、二は結晶方向の連続的変化によることを明にした。更に滑線の状態から滑り受形の状態が温度と荷重とに支配され、断層滑りと層的区別なき変形との中間の種々の度の相牽滑りをなすことを論じた。繰返匍匐に就ても言及した。

収録刊行物

  • 機械學會誌

    機械學會誌 36 (194), 383-389, 1933

    一般社団法人 日本機械学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ