ブイ係留中の船のふれまわり運動の風洞実験-II(日本航海学会第29回講演会)

書誌事項

タイトル別名
  • Experimental Studies of the Yaw of a Ship Moored to a Buoy-II
  • ブイ係留中の船のふれまわり運動の風洞実験-2-
  • ブイ ケイリュウ チュウ ノ フネ ノ フレマワリ ウンドウ ノ フウドウ ジッケン 2

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抄録

ブイ係留中のふれまわり運動の振幅は,極端に錨鎖を絞つた場合を除けば,係留錨鎖が長いほど,また船尾側にトリムをつけるほど大きくなる。しかしこの際錨鎖に加わる張力の最大値(衝撃的な性質のもの)は,かならずしも錨鎖長に比例して増すとはかぎらない。第1報では軽荷状態の模型船についてこのことを確かめたのであつたが,別の載貨状態に対しても同じことが言いうるかどうか,その後の実験結果を以下に報告する。船尾トリムよりも船首トリムの方が有利であることは,ブイ係留についても言いうるので,煩雑をさけるため等吃水の場合に限定することにし,載貨状態のみ半載,3/4,満載の3種類に変えたときの効果を比較する。なお前報の軽荷状態の成績ともあわせ比較した。模型船,その係留要領および測定装置は前回と同じである。なお今回は風速を約30m/sに限定した。

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