酒粕による飲酒後のアルコール濃度低減効果

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Sake Lees on Reducing Ethanol Concentration in the Blood after Alcohol Intake
  • サケカス ニ ヨル インシュ ゴ ノ アルコール ノウド テイゲン コウカ

この論文をさがす

抄録

食品由来の特定成分はアルコール代謝に影響を与えることから,二日酔いの軽減や防止などに用いられてきた。著者らは清酒粕による酔いの低減効果を報告しているが,その後新たに乳酸菌発酵酒粕を開発し実験動物を使用して調べた結果,様々な機能性,例えば体重増加抑制,脂肪蓄積抑制,血中脂質改善などの効果を持つことを見出している。更に,飲酒前にこの乳酸菌発酵酒粕を摂取すれば,血中アルコール濃度が低減することも判明した。本稿ではこのアルコール濃度低減効果に関する被験者データおよび推測される作用機序について解説して頂いた。

収録刊行物

  • 日本醸造協会誌

    日本醸造協会誌 105 (7), 440-446, 2010

    公益財団法人 日本醸造協会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ