国産キウイフルーツワインの製造に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on the Production of Kiwifruit Wine
- IV. Production of Kiwifruit Sparkling Wine by Bottle-Fermentation Using Yeast Immobilized in Double-Layered Gel Beads and by Termination of Alcohol Fermentation Using an Antimicrobial Substance from
- IV. 固定化酵母と新規抗酵母性物質を用いたキウイフルーツスパークリングワインの製造
説明
キウイフルーツワインをべースワインとし,二重層アルギン酸カルシウムゲルビーズに固定化した酵母によって第二次発酵を行った後,パプリカ種子抗菌性物質(PSAS)を添加することによって,目的とする炭酸ガス圧付近で発酵を停止してスパークリングワインを製造することができた。100mg/LのPSASを添加すると数日で遊離酵母は認められず,発酵は停止した。従来法による発酵終了後のゲルビーズのリドリング(酵母菌体集め)とディスゴージング(澱の吐き出し)は容易であった。製造したスパークリングワインは強いフルーティーな香りに加えて調和のとれた酸味と甘味をもつ良好なフレーバーをもつワインとなった。二重層ゲルビーズに固定化した酵母と新規抗酵母剤PSASの使用によるキウイフルーツスパークリングワインの製造法は実用性が高いことが示された。
収録刊行物
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- 日本醸造協会誌
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日本醸造協会誌 99 (1), 64-72, 2004
公益財団法人 日本醸造協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206101441280
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- NII論文ID
- 130004306838
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2cXhtFajt7o%3D
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- ISSN
- 21864012
- 09147314
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可