書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Components of Sake on GABA<SUB>A</SUB> receptor
- GABA[A]受容体に対する日本酒成分の効果
- GABA A ジュヨウタイ ニ タイスル ニホンシュ セイブン ノ コウカ
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説明
本研究では,中枢神経系においてリラックス効果に主要な働きをしているGABAA受容体に対する日本酒成分の効果を明らかにするため,アフリカツメガエル卵母細胞に発現したGABAA受容体のチャンネル活性への日本酒成分の影響を検討した。受容体へ効果のある物質を特定しやすくするため,イオン交換クロマトグラフィーで日本酒を分画し,揮発性成分を除き濃縮するために凍結乾燥を行い,塩基性アミノ酸画分,中·酸性アミノ酸画分,有機酸画分,糖画分を得た。これらの日本酒画分存在下で測定を行った結果,得られた全ての画分にGABAA受容体を活性化する成分が存在することが示された。特に,有機酸を主に含む画分において,GABAが含まれないのにも関わらず,GABA活性が存在し,さらに高い活性化率を示すことがわかった。以上のことから,日本酒にエタノールやGABA以外のGABAA受容体活性化成分が存在することが示唆された。
収録刊行物
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- 日本醸造協会誌
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日本醸造協会誌 105 (9), 609-614, 2010
公益財団法人 日本醸造協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206103105152
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- NII論文ID
- 10026722041
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- NII書誌ID
- AN10034389
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- ISSN
- 21864012
- 09147314
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- NDL書誌ID
- 10838457
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可