科学教育史におけるSTSアプローチ : プロジェクト法とSTSアプローチ

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タイトル別名
  • Project Method and STS Approach in the History of American Science Education

抄録

教育におけるSTSアプローチの歴史をアメリカにおける20世紀初頭の教育理論と実践を中心として考察した。当時、デューイに代表されるプラグマティックな教育論が「プロジェクト法」というアイデアの下に具体化され、実践が試みられていた。バイリングによる実践は1990年代のSTSアプローチの先駆的な試みとして評価できるものであった。プロジェクト法は結果としてすべての生徒のための科学教科としてのゼネラルサイエンスを産む一方で、1930年代には総合教育思想をもたらした。このことから、今日のSTSアプローチは、すべての人々のための新しい教科を学校教育の内容としてもたらす可能性があり、いっぽうで、STSアプローチによる教育内容の総合論が導かれる可能性があることを結論した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206109023744
  • NII論文ID
    110002685832
  • DOI
    10.14935/jsser.6.5_51
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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