文字・文字式のよさを感得させるカリキュラム開発に関する研究 : 中学校1年生の文字・文字式の「よさ」感得の特性について

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タイトル別名
  • A study on the development of mathematics curriculum to appreciate the goodness of letters and its formula in Junior High School

抄録

本研究は, 中学校数学教育において文字・文字式の「よさ」を新しい視点でとらえ, その「よさ」を感得させるカリキュラム開発を行うとともに, 実際の授業でその有効性を実証し, 併せて生徒の「よさ」感得の特性の解明を行った。その結果, 第1点は中1の「文字と式(数量の表し方)」において, よさ感得授業(S群)と伝統的授業(T群)を実施した結果, 両群の文字・文字式の「よさ」の感じ方に有意差が見られたこと, 第2点は課題により異なるが, 授業から3か月後においても, S群に「よさ」感得の定着が見られたこと, 第3点は能力差, 文字, 文字・数式処理の中で, 特に最後の要因が「よさ」感得を決定する特性であること, 第4点は多元的アプローチをとる「よさ」感得カリキュラム構成の重要性, 以上の4点が明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206109293056
  • NII論文ID
    110002685936
  • DOI
    10.14935/jsser.8.3_19
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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