特別支援学校における「スクラッチ」を用いたプログラミング学習の実践
書誌事項
- タイトル別名
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- Programming Learning using ”Scratch” in Special Needs Schools
説明
中学校卒業後に特別支援学校の高等部へ入学してくる生徒が増加している。その中には、企業へ就職を希望する生徒もおり、問題解決に向けた主体的な取り組みや共同できる力を育むことが必要になってきた。プログラミング学習は、試行錯誤や順序立てて問題を解決していく力が育まれると言われている。しかし、知的障害を対象とする特別支援学校では、生徒にとって言語が難解であるためプログラミング学習は困難であった。「スクラッチ」は、視覚的に理解しやすく、簡単に作成できるよう工夫されたプログラミング環境である。本実践では「スクラッチ」を用いて、就職を希望する高等部生徒がそれぞれのテーマでアニメーション作成に取り組む授業を行い、生徒の学習の様子と作品から共同する力や問題解決の意欲に着目して有効性を検討した。結果、試行錯誤や共同によって問題解決をしようとする学習者の意欲を高める可能性が見出せた。
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 28 (8), 53-56, 2018
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206110400768
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- NII論文ID
- 130006660138
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可