生徒の素朴な発想を生かした理科指導
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- 佐藤 尚生
- 山形県立山形盲学校
書誌事項
- タイトル別名
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- Science instruction that was made use of the simple idea of the student
- -全盲生の光に対する親しみの変化からの見えること-
- Examination from change of the sense of intimacy to light of totally blind student
抄録
視覚障害児への教科教育では、教科の専門性と視覚障害の特性への配慮という2つの専門性が必要である1)。また光の学習に関しては全盲生は未知の部分が多いため、より素朴な発想から学習を組み立てる必要がある。本研究は生徒の素朴な発想を生かしつつ、前述の専門性を満たしながら指導することで、生徒の光に対する親しみ(親近感を含んだプラスの感情)がどう変化していくかを確かめために行ったものである。結果として親しみが高まるほど、学習内容が生徒の素朴な発想の再構成によりよくかかわることになり、またその結果、生徒の素朴な発想が科学的概念に変化してきたと思われる。
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 29 (2), 73-78, 2014
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206110455168
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- NII論文ID
- 130006660101
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可