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- 八木 祐子
- 立命館大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Rituals, Service Castes, Women : Rites of Passages and the Conceptionness of Auspiciousness and Inauspiciousness in Northern India
- ギレイ ショクノウ カースト ジョセイ キタ インド ノウソン ニ オケル ツ
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抄録
本稿は,北インド農村の通過儀礼における吉・凶の観念とそれにかかわる職能カーストや女性の役割を考察することを目的としている。調査地の通過儀礼では,凶をもたらす原因となる悪霊の危険性が強く認識され,凶を除去し,吉を促進する儀礼がおこなわれる。ブラーマン司祭は,吉なる日時の設定やダーン(儀礼的贈与)の授受による凶の除去という吉・凶の観念とかかわる重要な役割をはたす。下位の職能カーストの女性も,不浄の除去にとどまらず,悪霊の攻撃をふせぎ,凶を除去し,さらに吉とかかわる。また,一般の女性も,集団で歌をうたい,踊りをおどる儀礼的諸行為をつうじて吉をもたらす。女性と吉との結びつきには豊饒性とのかかわりがみられる。このような点から,清浄なブラーマンに凶との結びつき,不浄な下位の職能カーストや女性に吉との結びつきがみられ,ヒエラルキーの上下身分と価値が対応していないことがあきらかとなった。
収録刊行物
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- 民族學研究
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民族學研究 56 (2), 181-208, 1991
日本文化人類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206135010176
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- NII論文ID
- 110002344604
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- NII書誌ID
- AN00408358
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- ISSN
- 00215023
- 24240508
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- NDL書誌ID
- 3433661
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可