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- 杉井 信
- 東京都立大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Diverse Composition of Peace Pact Units of the Tinguians : Reconsidering Independent Territorial Corporete Groups among the Northern Philippine Highlanders
- ティンギャン ノ ヘイワ キョウテイ タンイ フィリピン サンチ ミンシャカイ
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抄録
北部フィリピン,コディリエラ山地民社会の研究では,相互に独立し,内的統合性の強い<共同体>や<共同体>間関係を律する平和協定制度の存在が指摘されてきた。だが平和協定制度はティンギャンのように<共同体>の存在しない社会でも発達している。本稿では,ティンギャンのムラと平和協定単位という2種類の団体的な地域集団の諸性格や,両者間の関連のしかたが検討される。そしてティンギャン社会では,この2種類の集団と密接に関わるものとして,人々の交流の安全を保障する領域がゆるやかに広がっていることが明らかになる。今日のコルディリエラ諸社会の動態を理解し,また広く東南アジア諸社会との社会組織の比較研究を行うためには,<共同体>よりもむしろ,この安全領域に着目するほうが有益であろう。
収録刊行物
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- 民族學研究
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民族學研究 59 (3), 221-243, 1994
日本文化人類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206135415296
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- NII論文ID
- 110001100447
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- NII書誌ID
- AN00408358
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- ISSN
- 00215023
- 24240508
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- NDL書誌ID
- 3284077
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可