家庭用監視ロボットの開発

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タイトル別名
  • Development of Remote Controllable Patrol Robot

抄録

昨今,一人暮らし世帯が急増している。その中でも,特に高齢者の一人暮らし世帯は様々な問題を抱えている。多くの場合,家族とは遠く離れて暮らしているので,家族とコミュニケーションをとることが非常に少ない。コミュニケーションの不足は、認知症などを煩うリスクが上昇させる。また,そういった状況の中で,もし緊急事態などが起きたときには一人暮らしをしている高齢者は助けを必要としながらも頼る相手がいないことも考えられる。例えば,火災が起きた場合,高齢者の人が自ら消火を行う事は容易でないため,火の手に気付いていながらも対処できず手遅れになることもある。 2012年,火事の総数は5089件,そのうち住宅火災は1016件である。そして,住宅火災による死傷者1016名のうち,高齢者は677名に上る。住宅火災による被害者のうち,実に70%が高齢者である。そこで,本研究では高齢者の家族のための見守りシステムを構築することを目標とする。見守りにはロボットを用いる。さらにロボットには消火器を搭載しているため,火事の際には高齢者に替わってその家族が遠隔で消火活動にあたることができる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206222741888
  • NII論文ID
    130006694196
  • DOI
    10.12792/iiae2014.007
  • ISSN
    2424211X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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