2B3-G1 実データをもとに現実事象を考察させる授業実践 : 国民生活基礎調査のデータから所得の分布傾向を考える(初等・中等教育における統計的思考力を育成する実践研究と今後の展開へ向けて,自主企画課題研究,次世代の科学力を育てる-社会とのグラウンディングを求めて-)
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- 中本 信子
- 筑波大学附属中学校
書誌事項
- タイトル別名
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- 2B3-G1 Teaching practice to consider real event based on real data : Consideration of distribution tendency based on the data of National Livelihood Survey to income
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抄録
本研究の目的は,自分自身でデータを読み,自分で考えて結論を出す力を身につけることを目指した数材を開発し,実践を通してその指導における示唆を得ることである。そこで,国民所得の階級幅が異なる度数分布衣のデータをもとにヒストグラムの高さが度数ではなく階級幅に対する密度を表していること考察させる教材開発を行った。実践の結果,次の2点が明らかになった。①実際のデータに基づき,政府報道の不況,経済格差という社会問題を考察させていくことにより,生徒は現在の社会を数学的に考えていくことの有用性が感じることができた。②国民所得の代表値を考察するにあたり,中央値は外れ値や分布の歪みに対して頑健(ロバスト)なものであり,分布の中心傾向を測るのには中央値が適切であるということを丁寧に扱うことが必要である。今後の課題として,実データの活用に対するさらなる工夫や,他教科との連携などのさらなる検討が必要である。
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 34 (0), 227-230, 2010
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206229468416
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- NII論文ID
- 110008083427
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- NII書誌ID
- AN1035926X
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可