無細胞合成ペプチドを利用したタンパク質絶対定量
書誌事項
- タイトル別名
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- Protein Absolute Quantification Using Cell-Free-Synthesized Peptide
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説明
<p>近年,高い感度と定量精度でタンパク質を絶対定量する方法として,質量分析によるターゲットプロテオミクスが発展してきた.しかしこの方法は,内部標準となる濃度決定した安定同位体標識ペプチドを必要とし,それが得難いことが一つのボトルネックとなっていた.筆者らは無細胞タンパク質合成系のPURE systemを用い,安定同位体標識ペプチドを,簡便かつ多種少量で合成し,絶対定量に利用する方法(MS-based Quantification By isotope-labeled Cell-free products,MS-QBiC)を開発した.MS-QBiCにより多数の内部標準を得られることで,多数のタンパク質の解析が可能になることはもちろん,1タンパク質あたり複数のターゲット配列候補から高感度な配列を選択できる.さらに超高感度分析のための2次元SRM解析における解析ペプチド数の増大に対応が可能である.</p>
収録刊行物
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- 日本プロテオーム学会誌
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日本プロテオーム学会誌 2 (2), 75-82, 2017
日本プロテオーム学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206229626624
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- NII論文ID
- 130006743386
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- ISSN
- 24322776
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可