朝鮮福辰山地方の霞石閃長岩質岩石におけるヴェスヴ石の産出およびヴェスヴ石の化學成分と産状との關係一般について

書誌事項

タイトル別名
  • Occurrence of Vesuvianite in Nepheline-Syenitic Rocks of the Fukushinzan District, Korea ; with General Consideration of the Relation between the Composition and Occurrence of Vesuvianite

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説明

中部朝鮮福辰山地方の霞石閃長岩質岩石の中に2ケ所からブェスブ石の産出が見出された。1つは含ブェスブ石・ざくろ石・黒雲母・霞石閃長岩(第1表)中に産する2mm以下の結晶(第1,2,3圖)であり、もう1つはカンクリン石閃長岩ペグマタイト中に産する約2.,5cm以下の結晶(第4,5圖,第2表)である。これまでに霞石閃長岩質岩石中にブェスブ石が見出されているのは世界で3ケ所である。この種のブェスブ石は石灰質變成岩中にでるものにくらべてAl,Tiが多くCa,Mgが少い(第6,7,8圖)。ブェスブ石は、石灰質變成岩と、霞石閃長岩質岩石と、超鹽基性岩に關係してでるが、これらの3種は化學成分も共存鑛物(第3表)も互に異つた特徴をもつている。

収録刊行物

  • 地質学雑誌

    地質学雑誌 57 (665), 51-57, 1951

    一般社団法人 日本地質学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206237602560
  • NII論文ID
    110003017316
  • NII書誌ID
    AN00141768
  • DOI
    10.5575/geosoc.57.51
  • ISSN
    13499963
    00167630
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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