関東平野南部における上総層群のテフロクロノロジー

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タイトル別名
  • Tephrochronology of the Kazusa Group in southern Kanto Plain, central Japan
  • カントウ ヘイヤ ナンブ ニ オケル カズサソウグン ノ テフロクロノロジー

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説明

<p>三重会合点の北西数百kmに位置する関東平野には,かつての前弧海盆とその周辺域に堆積した上総層群が分布する.鮮新世後期から第四紀前〜中期に堆積した同層群中には多数のテフラが含まれている.これらを用いた火山灰編年研究により,日本列島最大規模の面積をもつ関東平野の地形発達・古地理,地殻変動,そして上総層群にテフラを供給した爆発的火山噴火の復元が可能となる.こうした研究を進めるには関東平野の広大な地下に埋もれたテフラも解明する必要がある.現在関東平野において,ボーリングで確認された地下のテフラや,地表に露出するテフラの対比・認定が進められつつある.本コースでは,関東平野南部,とくに狭山丘陵と多摩丘陵において前期更新世テフラを観察し,同時代のテフロクロノロジーとその応用研究の現状を紹介する.</p>

収録刊行物

  • 地質学雑誌

    地質学雑誌 122 (7), 343-356, 2016-07-15

    一般社団法人 日本地質学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (21)*注記

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