書誌事項
- タイトル別名
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- Estimation of paleostress field from 3-D orientation distribution of microcracks and their geothermal conditions in the Cretaceous granitic rocks in the northern Awaji Island, central Japan
- アワジシマ ホクブ ニ ブンプ スル ハクアキ ハナオカガンルイ チュウ ノ セキエイ ニ ハッタツ スル マイクロクラック ノ サンジゲン ホウイ ブンプ ニ ヨル コ オウリョクジョウ ノ フクゲン ト セイセイ カンキョウ
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抄録
淡路島北部の領家帯野島花崗閃緑岩中の石英粒子に含まれるヒールドマイクロクラック(HC)とシールドマイクロクラック(SC)の3次元方位分布ならびに流体包有物の検討から,古応力方位とその変遷を議論した.HCの三次元方位はほぼN–Sのσ3方位を示すのに対し,主に褐鉄鉱などで充填されたSCではNW–SE〜N–Sのσ3方位が卓越する.HCを構成する流体包有物のマイクロサーモメトリーから320〜370℃の形成条件が推定され,HCがK-Ar黒雲母年代の80 Maごろには生成していた.西南日本の15 Maごろの回転を元に戻すと,HC形成時のσ3方位はおよそNW–SEとなり,MTLとほぼ直交する伸張場が想定される.SCにより復元された古応力場は現在の広域応力場とは異なり,HC形成後に地殻浅所において形成したものと考えられる.
収録刊行物
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- 地質学雑誌
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地質学雑誌 118 (9), 571-581, 2012-09-15
一般社団法人 日本地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206241846784
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- NII論文ID
- 130003363896
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- NII書誌ID
- AN00141768
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXitVOnuw%3D%3D
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- ISSN
- 13499963
- 00167630
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- NDL書誌ID
- 024015352
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可