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- 菅森 義晃
- 大阪市立自然史博物館
書誌事項
- タイトル別名
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- Permian radiolarians from Paleozoic strata in the Tanto area, southeastern part of Toyooka City, Hyogo Prefecture, Southwest Japan
- ヒョウゴケン トヨオカシ ナントウブ タダ ヒガシチイキ ノ コセイソウ カラ サンシュツ シタ ペルムキ ホウサンチュウ カセキ
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抄録
兵庫県北部の豊岡市但東地域には古生界と考えられている地層が露出している.しかし,この地層の詳細な岩相,年代および地質構造は明らかにされていない.地質学的検討を行った結果,この地層は泥岩,珪長質凝灰岩を主体とし,礫岩や珪長質凝灰岩を挟む赤色チャートを伴う地質体であることが判明した.泥岩からはPseudoalbaillella aff. longicornis Ishiga and Imotoを特徴的に含む放散虫化石群集が産出し,この群集はペルム紀古世最後期~中世中期の年代を示すと考えられる.秋吉帯ないし“志高帯”の下見谷層の岩相および年代と本地域の古生層のそれらを比較した結果,従来の解釈と同様に研究地域の古生層は下見谷層に対比されると考えられる.
収録刊行物
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- 地質学雑誌
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地質学雑誌 119 (5), 368-374, 2013-05-15
一般社団法人 日本地質学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206242170112
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- NII論文ID
- 130004448279
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- NII書誌ID
- AN00141768
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3sXht1Sqt77P
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- ISSN
- 13499963
- 00167630
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- NDL書誌ID
- 024679007
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可