<b>変電所間の都市部埋設大電力ケーブルの安全性を問う </b>

書誌事項

タイトル別名
  • Risk on the Ground for Laying High Power Electric Cable between Urban Area ofElectric Power Transformer Substation
  • 変電所間の都市部埋設大電力ケーブルの安全性を問う
  • ヘンデンショ カン ノ トシブ マイセツ ダイ デンリョク ケーブル ノ アンゼンセイ オ トウ

この論文をさがす

説明

<p>2016 年10 月12 日埼玉県新座市の東京電力施設内地下ケーブルで火災が発生し,その影響で都内58 万世帯の停電が発生した.東電の説明では27.5 万V のFO ケーブルが絶縁破壊でケーブル内中心注入の絶縁油に引火したとされている.今も火力発電所からの電力が市道埋設電力ケーブルを通って変電所に向かう路線上の住民はケーブルからの電磁波や絶縁誘電体と交流高電圧の相互作用で発生する連続スペクトルのX 線にも被ばくしている事を実証した.さらに増設発電所と変電所間の市街地を大電力ケーブルが通過すると現行の2 -3 倍電磁波や電離放射線を被ばくする懸念がある.つまり,新規増設ケーブルは本格的な安全対策なしに,現状下での電力ケーブルを増設することは,安全性の観点から問題であるといわざるを得ない.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 56 (2), 127-133, 2017

    安全工学会

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ