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- 鈴木 宣弘
- 東京大学大学院 農学生命科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Vicious Natures of TPP and Food Safety
- TPPの本質と食の安全性
- TPP ノ ホンシツ ト ショク ノ アンゼンセイ
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抄録
<p>「対等な競争条件」の名目の下に「企業利益の拡大にじゃまなルールや仕組みは徹底的に壊す,または都合のいいように変える」ことを目的として,人々の命,健康,暮らしよりも企業利益を追求するのがTPP である.特に,食料については,米国の穀物メジャー,種子を握るバイオメジャー,食品加工業,肥料・農薬・飼料産業,輸出農家などが,例外なき関税撤廃で各国の食料の生産力を削ぎ,食品の安全基準などを緩めさせる規制緩和を徹底し,食の安全を質と量の両面から崩して「食の戦争」に勝利することを目指している.TPP と国内の規制改革,国家戦略特区が表裏一体で,このまま,一握りの人々のための「今だけ,金だけ,自分だけ」の政治が暴走したら,国民の安全・安心な暮らしを守ることはできない.</p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 52 (5), 291-299, 2013
安全工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206243603968
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- NII論文ID
- 10031199837
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- NII書誌ID
- AN00012812
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- NDL書誌ID
- 024939879
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可