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- 田村 兼吉
- (独)海上技術安全研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Now and Future of Countermeasure of Marine Pollution
- 海洋汚染対策の現状と課題
- カイヨウ オセン タイサク ノ ゲンジョウ ト カダイ
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抄録
<p>タンカーには,二重船殻化が義務づけられ,効果を上げている.また,環境FSA(リスク評価手法)といって船舶からの油流出リスクの環境影響評価基準を策定しようという動きもある.一方,深海掘削の安全対策は自己規制に委ねられており,経済発展・エネルギー供給と安全性のバランスをいかに図っていくかは,難しい問題である. メキシコ湾原油流出事故では,危機時指揮システムであるICS(危機時指揮システム)が効果的に機能し,膨大な資機材,人員が迅速に投入された.今回,効果的だった現場焼却については,日本でも導入を検討する必要がある. 一方,我が国の油流出事故に対する備えを考えると,物人金,全てが不足している.これに加えて,HNS(油以外の危険物質及び有害物質)とサハリンプロジェクトへの対応という新たな問題が出てきて いる.効率的な物人金の整備とともに,まずは危機管理体制の確立が急務である.</p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 50 (2), 73-79, 2011
安全工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206243854208
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- NII論文ID
- 10027968436
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- NII書誌ID
- AN00012812
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- NDL書誌ID
- 11038735
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可