<b>爆発予防と防護の基本概念と方法論 </b>

  • 加部 隆史
    NPO 安全工学研究所
  • 門脇 敏
    長岡技術科学大学大学院技術経営研究科システム安全系
  • 和田 有司
    (独)産業技術総合研究所安全科学研究部門
  • 野田 和俊
    (社)日本電気工業会IEC/TC31 国内委員長 (独)産業技術総合研究所環境管理技術研究部門
  • 天野 久徳
    総務省消防庁消防大学校消防研究センター
  • 梅崎 重夫
    (独)労働安全衛生総合研究所機械システム安全研究グループ

書誌事項

タイトル別名
  • Basic Concepts and Methodology of Explosion prevention and Protection
  • 爆発予防と防護の基本概念と方法論--機械安全の視点からの予防概念とその課題
  • バクハツ ヨボウ ト ボウゴ ノ キホン ガイネン ト ホウホウロン キカイ アンゼン ノ シテン カラ ノ ヨボウ ガイネン ト ソノ カダイ
  • <b>―機械安全の視点からの予防概念とその課題― </b>

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抄録

<p>爆発性雰囲気においては,可燃物・着火源・酸素の結合により危険状態となり,これを放置しておくと危害に繋がる.爆発の予防と防護の基本概念および方法論を示す欧州規格EN1127-1 では,国際標準化機構(ISO) が定めるリスクアセスメントの原則を実践し,その結果に基づきリスク低減の方法論を提示している.この方法では,リスク低減の原則は第一義的に予防であり,爆発性雰囲気を生成しない条件作りをし,それでも危険が除去できない場合は,第二義的に防護として,安全装置を使用することを述べている.従来の電気的着火源以外に,非電気による機械的着火源,粉じん等が同等な危険源として列挙されている.本稿は,これらの考えの基となる合理的体系論としてのEN1127-1 の予防と防護-基本概念と方法論の概説および考察をしたうえで,今後の国内における爆発性雰囲気での課題を問題提起する.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 49 (3), 145-154, 2010

    安全工学会

参考文献 (15)*注記

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