<b>高張力鋼の水素割れ発生に及ぼす疲労損傷の影響</b>
-
- 関根和喜,中村林二郎
- 横浜国立大学工学部
-
- 綱島 宏
- 同上,学生,現在,三井東圧化学(株)千葉工業所
-
- 磯部 博司
- 同上,現在,同大学大学院
抄録
<p><tt>両振り曲げによる繰返し疲労損傷を付与した切欠きを有する高張力鋼試験片に,定温及び一定付加応力状態下において陰極電気分解法により人工的に水索吸蔵処理を施こし,切欠き底における水素による遅れ破壊き裂発生時間が,疲労の累積損傷率の大小によってどのように変化するかを実験的に調べた. 曲げによる疲労の累積損傷が増加すると,水素によるき裂発生は早められる傾向があり,また,そのき裂発生時間短縮効果は損傷率が少ない範囲で著しいことが判った.さらに,損傷率増加に伴うき裂発生短</tt><tt>縮の機構について若干の検討を行なった. </tt></p>
収録刊行物
-
- 安全工学
-
安全工学 20 (4), 209-211, 1981
安全工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206247008000
-
- NII論文ID
- 130006405156
-
- ISSN
- 24240656
- 05704480
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可