<b>粘性液体の引火点測定に関する研究</b>

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タイトル別名
  • <b>The Study of the Flashpoint Measurements of Viscous Flammable Liquids、 </b>
  • 粘性液体の引火点測定に関する研究
  • ネンセイ エキタイ ノ インカテン ソクテイ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

<p><tt>相対的に低い引火点を持つ成分の含有量が少なく,粘度が高い可燃性混合液体について,タグ密閉式によって測定する引火点は,昇温速度が大きくなると,一般に低下する.これは,試料の動粘度および昇温速度に依存して大きくなる温度分布が試料内に存在するためである.このため,タグ密閉式の規格に従って,動粘度約1cSt以上の液体にっいて測定される引火点は2℃以上の誤差を有することが明らかとなった.タグ密閉式で昇温速度を0℃/minにしたときの引火点とセタ(Seta)密閉式の引火点がほぼ等しいとき,これらの引火点は,気液平衡が成立している条件下における真の引火点である.粘度が高い可燃性液体について,ペンスキー・マルテンス密閉式を用いて規格に沿って,引火点を測定すると,</tt><tt>真の引火点より一般に約4.3℃低くなる. </tt></p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 26 (3), 139-147, 1987

    安全工学会

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